トルコ・リラ建債券への投資は、他の新興国通貨建債券への投資に比べて高い利回りが期待できる半面、為替リスクの程度がより高いと言えます。そのため、高いリスクを許容してでも高いリターンを追求される投資意向をお持ちの投資家が投資をされる金融商品と考えられます。以上の点を予めご了承の上、商品ご案内ページをご覧ください。
トルコ中央銀行は2024年12月26日に金融政策決定会合を開催し、政策金利を50.00%から47.50%に引き下げることを決定しましたが、直近で公表された同11月のインフレ率である前年比+47.1%を上回る水準に設定されたほか、今後の慎重な利下げ方針が示されたことなどにより、中央銀行は引き締め姿勢を堅持していると考えられます。
2024年は、主要格付機関がトルコ国債の格付けを引き上げたり、エルドアン大統領がインフレ対策を優先する金融政策の支持を表明したりするなど、トルコ・リラを巡る環境は好転しつつあると見受けられる動きが見られました。
しかしながら、国内では景気の停滞感が強まる中でさらなる利下げを望む声も強まっており、政策当局が中長期の視点から経済正常化の取り組みを粘り強く継続できるか正念場を迎えています。また、中東情勢の悪化も通貨の下押し圧力になると見られ、潜在的な通貨安のリスクは残っていると考えています。
現在のトルコ・リラを取り巻く環境は、主に次のようなリスク要因があると考えられます。
(2024年12月30日更新)
商品名 | ソシエテ・ジェネラル発行 2035年1月22日満期トルコ・リラ建ゼロクーポン社債 |
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発行体 | ソシエテ・ジェネラル | ||
発行体格付 | (Moody's)A1/(S&P)A [2024/12/3現在] ※本信用格付は、本邦において信用格付業者として登録していない格付業者が付与した格付です。 |
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売出価格 | 額面の10.15% | 償還価格 | 額面の100% |
利率 (現地通貨ベース) |
年0%(税引前) | 期間 | 約10年 |
利回り (現地通貨ベース) |
年25.70%(税引前・複利) | 償還日 | 2035年1月22日 |
売出期間 | 2024年12月4日(水)〜2025年1月17日(金) |
申込単位 | 額面金額500,000TRY以上、 額面金額100,000TRY単位 |
発行日 | 2025年1月21日 | 受渡日 | 2025年1月22日 |
商品詳細については追補目論見書 をご覧ください。 |
お取引にあたってのご留意事項
外貨建て債券のリスクについて
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新興国は、先進国と比べて経済状況、社会制度や基盤が脆弱であると考えられ、政治・経済および社会情勢が著しく変化する可能性があります。
想定される主な変化としては、主に以下のようなものが挙げられます。
さらに、新興国は、先進国と比べて法制度や社会基盤が未整備あるいは未成熟で、情報開示の制度や習慣等が異なる場合があります。 その結果、投資家の権利が迅速かつ公正に実現されず、投資資金の回収が困難になる場合や、投資判断に当たって正確な情報を十分に得られない可能性があります。 したがって、一般的に、新興国への投資については、先進国への投資に比べて各種リスクの程度がより高いと言えます。
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