JTG証券

プロが採用している運用戦略『カバードコール戦略』を使ったETFで高い運用利回りを狙おう
プロが採用している運用戦略『カバードコール戦略』を使ったETFで高い運用利回りを狙おう

カバードコール型ETFは、このようなお客さまに向いています。

  • 原資産の上昇による利益を放棄しても、高い分配金を受け取りたいかた
  • 退職後の生活資金を定期的に確保したいかた
  • リスクを取ることに抵抗はないが、過度なリスクを避けつつ安定した収益得たいかた
  • 市場が横ばいの状況、もしくは緩やかな上昇トレンドが続いている時にさらなる利益を求めて、利益確定のタイミングを逃しがちなかた

カバードコール戦略とは?

カバードコール戦略とは、ターゲットとする原資産において2つの取引を同時に行う投資手法のことです。

■株式などの原資産の保有

保有した資産の値上がり益を追求。

■コールオプションの売り

オプション取引の一種。決められた価格で「買う権利」を売ることです。保有資産にかかる一定水準以上の値上がり益を放棄する対価として、「買う権利」を売ることで得られる収入(プレミアム)を収益(インカム)として受け取る。

カバードコール戦略の効果

決められた価格で買う権利を売却するため、原資産の価格上昇による収益は限定的になりますが、原資産価格があまり大きく上昇しないと予想される局面等でも、コールオプションの売却により収益を獲得することが期待できます。

一方で、保有資産の一定水準以上の値上がり益を放棄する対価として、プレミアム収入を収益として受取っているため、ポートフォリオで保有している銘柄の株価が短期的に大きく上昇した場合など値上がり益のすべてを享受することができない可能性があります。

カバードコール戦略を採用したETFが高い利回りになる理由とは?

カバードコール戦略を使ったETFは、同様の指数に連動した通常のETFと比べて高い分配金を受け取ることが期待できます。

この戦略の特徴である、「コールオプションの売り」では、「決められた価格で買う権利を売却する」ため、一定のインカム収益を獲得することが期待できます。
一方で、原資産の価格上昇による収益は限定的になるため、ポートフォリオで保有している銘柄の株価が短期的に大きく上昇した場合など値上がり益のすべてを享受することができない可能性があります。

つまり、保有資産の一定水準以上の値上がり益を放棄する対価として、プレミアム収入をインカムとして受取ることで安定的な分配金を受け取れる可能性があるのです。

※上記はカバードコールに関する概要であり、すべての特徴を網羅するものではありません。カバードコールの利用によって、損失が発生する可能性もあります。

相場タイミング別 カバードコール戦略の損益の動き

画像をタップいただくと拡大します。

ケース1 株価は上昇したが、権利行使価格に達しなかった場合

損益プラス:配当金に加え、オプションプレミアムが上乗せされます。

株価は上昇したが、権利行使価格に達しなかった場合

株価は上昇したが、権利行使価格に達しなかった場合

ケース2 株価が想定以上に下落した場合

損益プラスもしくはマイナス幅減少:
オプションプレミアム価格よりも下落率が低ければ収益は微増。プレミアム価格以上に下落した場合は、プレミアム価格分、損失が軽減されます。

株価が想定以上に下落した場合

株価が想定以上に下落した場合

ケース3 権利行使価格を超えて株価が上昇した場合

損益はマイナス:権利行使価格を超える値上がり益は、受け取れません。

権利行使価格を超えて株価が上昇した場合

権利行使価格を超えて株価が上昇した場合

【ご注意】

上記の図表は株式を原資産とし、当該株式のコールオプションをすべて売却した場合における1つの権利行使期間でのカバードコール戦略の損益イメージを示したものです。

取引手数料や信託報酬など取引に係る費用等は考慮していません。実際に購入されたETFと動きとは異なりますのでご注意ください。

以下の事例は、満期日までに株式の配当金の支払いがあり、権利行使価格が当初株価以上で満期日に限り権利行使できるということを前提にしています。

オプション取引について

オプション取引とは、あらかじめ定められた期日(満期日)にあらかじめ定められた価格(権利行使価格)で対象の原資産を買い付ける、または売り付ける権利を売買する取引です。
「売る」権利のことを「プットオプション」、「買う」権利のことを「コールオプション」といいます。

売る権利・買う権利の売買が発生するので、オプション取引では4種類の取引が存在します。

売買の種類 利益 損失
コールオプションの 買い 原資産の上昇に連動 プレミアム
(買う権利の価格)に限定
売り プレミアム
(買う権利の価格)に限定
原資産の上昇に連動
プットオプションの 買い 原資産の下落に連動 プレミアム
(売る権利の価格)に限定
売り プレミアム
(売る権利の価格)に限定
原資産の下落に連動

カバードコール戦略のメリットとデメリット

カバードコール戦略には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

■メリット1 プレミアム収入

コールオプションを売却することで、プレミアム(オプション料)を得ることができます。

■メリット2 リスクヘッジ

株価が大きく下落した場合でも、プレミアム収入により、損失が一部カバーできます。

■デメリット1 株価上昇の制限

株価がオプションの行使価格を超えて上昇した場合、その上昇分の利益を得ることができません。

■デメリット2 株価下落のリスク

株価が大きく下落した場合、保有株の価値が減少します。

『カバードコール戦略』を採用しているETF

当社が取扱いしている『カバードコール戦略』を採用しているETFの一覧です。

No 銘柄名 市場 ティッカー
1 FT Vest ダウの犬10 ターゲットインカムETF
※日本初取扱い
Cboe BZX DOGG
「ダウの犬」のカバードコール戦略で、ダウ・ジョーンズ工業株30種平均(「DJIA」)の年間配当利回りを約8%上回ることを目指します。
2 FT Vest 中小型株増配アチーバーズ ターゲットインカムETF
※日本初取扱い
Cboe BZX SDVD
中小型株増配アチーバーズのカバードコール戦略で、ラッセル2000指数の年間配当利回りを約8%上回ることを目指します。
3 ファーストトラスト バイライトインカム ETF NASDAQ GM FTHI
米国上場大型株の保有とS&P500指数コールオプションの売りで、分配金の獲得とキャピタルゲインを狙う
4 ファーストトラスト ナスダック バイライトインカム ETF NASDAQ GM FTQI
米国上場大型株の保有とNASDAQ100指数コールオプションの売りで、インカム収益の獲得を狙う
5 FT Vest ゴールド戦略 ターゲットインカムETF Cboe BZX IGLD
安定資産である金の価格リターンを追求しながら、継続的なインカム収益獲得の実現を目指す
6 FT Vest S&P 500 配当貴族 ターゲットインカムETF Cboe BZX KNG
S&P500配当貴族のカバードコール戦略で、S&P500指数の年間配当利回りを約8%上回ることを目指す
7 FT Vest 増配アチーバーズ ターゲットインカムETF Cboe BZX RDVI
増配アチーバーズのカバードコール戦略で、S&P500指数の年間配当利回りを約8%上回ることを目指す

ユニークな戦略を採用しているETF

First Trust社では、カバードコール戦略を利用したETFのほかにもユニークなテーマのETFを提供しています。

■ETFを通じて、債券での分散投資をおこないたいかた

No 銘柄名 市場 ティッカー
1 ファーストトラスト シニアローン ファンド ETF NASDAQ GM FTSL
北米企業の発行するシニアローンに投資
2 ファースト・トラスト・エクスチェンジ−トレーディッド・ファンド NASDAQ GM HYLS
ハイイールド債を投資対象に、ファンダメンタル・クレジット選別プロセス等により選定

■安定的な配当を目指す企業の株式に投資したいかた

No 銘柄名 市場 ティッカー
1 ファースト・トラスト・モーニングスター・ディビデンド・リーダーズ・インデックス・ファンド NYSE Arca FDL
モーニングスターの独自選定基準により高配当の米国大型株100銘柄を選別投資
2 ファースト・トラスト・ダウ・ジョーンズ・グローバル・セレクト・ディビデンド・インデックス・ファンド NYSE Arca FGD
先進国25カ国を対象に、独自の基準により高配当銘柄を厳選し投資
3 ファースト・トラスト・ライジング・ディヴィデンド・アチーバーズ・ETF NASDAQ GM RDVY
直近5年間に増配実績があり、将来にも配当引き上げを継続する能力をもつ優良企業に投資

■アメリカのテクノロジー株に興味があるかた

No 銘柄名 市場 ティッカー
1 ファースト・トラスト・ナスダック・セミコンダクターETF NASDAQ GM FTXL
半導体業界の米国企業を厳選して投資
2 ファースト・トラスト・クラウド・コンピューティングETF NASDAQ GM SKYY
米国上場のクラウド・コンピューティング関連銘柄から厳選し投資
3 ファースト・トラスト・ナスダック・サイバーセキュリティETF NASDAQ GM CIBR
技術力および事業発展性により選ばれたサイバー・セキュリティ関連銘柄に投資

■目新しいテーマのETFに投資したいかた

No 銘柄名 市場 ティッカー
1 ファースト・トラスト・アメックス・バイオテクノロジー・インデックス・ファンド NYSE Arca FBT
バイオテクノロジー治療に関連する主要米国上場企業30社に投資
2 ファースト・トラスト・ウォーターETF NYSE Arca FIW
ウォーター関係ビジネスを営む米国上場企業に投資

■株式や債券以外の投資に興味があるかた

No 銘柄名 市場 ティッカー
1 ファースト・トラスト・グローバル・タクティカル・コモディティ・ストラテジー・ファンド NASDAQ GM FTGC
貴金属、エネルギー、農産物、家畜など幅広いコモディティにアクティブ投資
2 ファースト・トラスト・ロング・ショート・エクイティETF NYSE Arca FTLS
米国上場株式を投資対象とするロングショート戦略

手数料・リスク

 外国株式取引におけるリスクについて

  • 株価の変動により、投資元本を割り込むことがあります。
  • 発行者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込むことがあります。
  • 為替相場の変動により損失を被ることがあります。
  • 当該国の政治情勢や経済情勢等の変化により、損失が生じるおそれがあります。
  • 流動性の変化により損失が生じるおそれがあります。
  • 決済時の取引相手の信用状況により損失が生じるおそれがあります。
  • 予告無しに現地での取引・決済制度、売買益、配当などに関する税制度等が変更になる場合があります。

 レバレッジ型、インバース型ETF及びETNのお取引にあたっての留意点について

  • レバレッジ型、インバース型のETF及びETNの価額の上昇率・下落率は、2営業日以上の期間の場合、同期間の原指数の上昇率・下落率に一定の倍率を乗じたものとは通常一致せず、それが長期にわたり継続することにより、期待した投資成果が得られないおそれがあります。
  • 上記の理由から、レバレッジ型、インバース型のETF及びETNは、中長期間的な投資の目的に適合しない場合があります。
  • レバレッジ型、インバース型のETF及びETNは、投資対象物や投資手法により銘柄固有のリスクが存在する場合があります。

 外国株式取引の注意事項

  • 当社が、お客様の外国株式の売却代金をお客様の指定する金融機関等へ送金する際には、原則として円に換金した上で送金させていただきます。換金の際には、当社が定める為替スプレッドをいただきます。円貨で送金する場合の送金手数料は、当社負担とさせていただきます。
  • 外貨で送金をご希望のお客様は、送金手数料の実費をご負担いただきます。
  • 外国株式取引により購入された外国株式は、原則として信用取引の委託保証金代用有価証券とはなりません。

 カバードコール戦略を利用したETFの投資リスクについて

カバードコール戦略には、主に以下のようなリスクがあります。

  • 原資産の下落リスク: カバードコール戦略では、保有している原資産の価格が下落すると、その分の損失を被ります。原資産の価格が大幅に下落した場合、オプション料で得た利益(プレミアム)を上回る損失が発生する可能性があります。
  • 上昇益が限定されるリスク: 原資産に係るコールオプションを売却することで、原資産が上昇した際の利益は権利行使価格までに限定されます。そのため、原資産の価格が権利行使価格を超えて上昇しても、その上昇分の利益の全部を享受することができません。
  • 上記のカバードコール戦略を利用したETF特有の投資リスク以外の投資リスクとしては、価格変動リスク、信用リスク、為替リスク等があります。詳しくは「上場有価証券等書面」をご確認ください。

手数料

  • 米国株式を海外委託取引でお取引いただく場合には、現地取次手数料0.15%(最低手数料は15米ドル)及び現地諸費用等を加算した現地約定代金に対し最大0.880%(税込。最低手数料は1,650円(税込))の国内委託手数料をご負担いただきます。
  • 米国株式を当社との相対取引(店頭取引)でお取引いただく場合には、基準価格(原則として米国市場における終値)から所定のスプレッドを考慮して当社が提示する店頭売買価格にてお取引いただきます。
  • 外国株式の売買、配当金等の支払いにあたり外貨と円貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した為替レートによるものとします。 外国株式のお取引にあたっては、「外国株式取引に関する説明書」および「上場有価証券等書面(契約締結前交付書面)」をよくお読みください。
サイト表示切替