【トピックス】注目リスク要因を変更したFOMC、米ドル金利とFXをどう見る?(2025年9月26日)
動画の説明(再生時間:7:59)
本動画では、2025年9月のFOMCを参照しつつ、2025年末及びそれ以降にかけての米国債券相場と為替相場についての弊社の見方を紹介する。
- FOMCの文書でも、雇用の下振れリスクへの転換を強く意識。
- ただし、ドットチャートは必ずしも、持続的な利下げに、すべての投票者が傾いてはいないことを示す。
- 物価への影響が一度限りの短期的なものとなる可能性もある。しかし、影響がより持続的になる可能性もあり、分析し管理すべきリスクである。
- 米10年金利は、2025年12月末に4.13%まで、2026年6月末に4.04%とわずかに上昇したのち、元の水準に低下と想定。
- 米ドル/日本円レートは、2025年12月末に147.7円/ドル、2026年6月末に147.2円/ドルと、140円台のボックス圏で推移と想定。
[2025年9月のFOMC声明、議長記者会見で示されたメッセージ]
- 9月のFOMCでは政策金利の目標レンジを4.00?4.25%に0.25%の引き下げ(約1年ぶり)。- FOMCの文書でも、雇用の下振れリスクへの転換を強く意識。
- ただし、ドットチャートは必ずしも、持続的な利下げに、すべての投票者が傾いてはいないことを示す。
[パウエル議長の見解]
- パウエル議長発言では、従来の想定ほどインフレは悪化しておらず、半面で労働指標は悪化していると、事実上、過去の見通しが誤っていたことを認めたかのような予想トレンドの転換。- 物価への影響が一度限りの短期的なものとなる可能性もある。しかし、影響がより持続的になる可能性もあり、分析し管理すべきリスクである。
[弊社の金利想定と着目点]
- 2025年中には、あと1回程度の利下げ。2026年以降は、2026年6月までにさらに1回程度の利下げ(→3.75%)を想定。- 米10年金利は、2025年12月末に4.13%まで、2026年6月末に4.04%とわずかに上昇したのち、元の水準に低下と想定。
- 米ドル/日本円レートは、2025年12月末に147.7円/ドル、2026年6月末に147.2円/ドルと、140円台のボックス圏で推移と想定。
公開日:
#経済見通し#インフレ#金利#為替#米国
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