【発行体概要】SBIホールディングスの発行体概要(2025年4月15日)
動画の説明(再生時間:9:22)
本動画ではSBIホールディングス(以下、SBI-HD)についての、社債発行体としての概要を示す。
- 主要セグメントである、証券や銀行等からなる「金融サービス事業」は安定した事業モデル。リスクは限定的。証券、銀行共に、過去最高益を更新。
- 投資事業や次世代事業などは、投資資金対比で大きな企業価値の成長が期待できる反面、損失が拡大するリスクも存在。
他の主要国内証券会社が横ばいに留まる中、SBI-HDの利益規模は、8年間で約2.7倍に急成長。
A主要事業に関する概況
SBI証券 :ゼロ革命の逸失利益をカバー、営業収益は最高益を更新。口座数・預り残高は成長継続。
SBI新生銀行 :業務粗利益、業務純益で2011年以降の最高益を更新。口座数・預り残高は成長継続。公的資金の一部返済準備も進む。
@ 信用格付け:格付投資情報センター(R&I)による信用格付け評価は「A-格」。2018年以前のBBB格から2ノッチの格上げ。
A 社債流通市場:社債市場の信用スプレッドも、2年間で116bps程度から75bps程度までコンスタントに低下。市場は、SBI-HDの信用リスクの継続的な低下を織り込む。
- 現在の「A-格」の信用格付けも、維持されやすい。
- ただし、経営者が示すビジョンには、会社の成長と株主をより重視し、社債権者には不利となりうる経営の方向性へ向かう可能性も、一部に含まれている点には注意。
[SBI-HDの事業概要]
- SBI-HDの事業は、安定した金融事業等と、成長ポテンシャルはあるが不安定にもなリ得る投資事業等に大別。- 主要セグメントである、証券や銀行等からなる「金融サービス事業」は安定した事業モデル。リスクは限定的。証券、銀行共に、過去最高益を更新。
- 投資事業や次世代事業などは、投資資金対比で大きな企業価値の成長が期待できる反面、損失が拡大するリスクも存在。
[SBI-HDの経営理念と実績成長]
@国内証券をはるかに上回るSBI-HDの収益・利益成長他の主要国内証券会社が横ばいに留まる中、SBI-HDの利益規模は、8年間で約2.7倍に急成長。
A主要事業に関する概況
SBI証券 :ゼロ革命の逸失利益をカバー、営業収益は最高益を更新。口座数・預り残高は成長継続。
SBI新生銀行 :業務粗利益、業務純益で2011年以降の最高益を更新。口座数・預り残高は成長継続。公的資金の一部返済準備も進む。
[SBI-HDに対する外部評価]
信用格付け機関、社債市場のいずれも、過去2〜3年間にSBI-HDの信用力の改善と強化を織り込む。@ 信用格付け:格付投資情報センター(R&I)による信用格付け評価は「A-格」。2018年以前のBBB格から2ノッチの格上げ。
A 社債流通市場:社債市場の信用スプレッドも、2年間で116bps程度から75bps程度までコンスタントに低下。市場は、SBI-HDの信用リスクの継続的な低下を織り込む。
[SBI-HDの社債発行体としての弊社の評価]
- SBI-HDは、他社にはない独自のエコシステムを構築、収益力の強化と成長の継続により、競争力を維持しやすい。- 現在の「A-格」の信用格付けも、維持されやすい。
- ただし、経営者が示すビジョンには、会社の成長と株主をより重視し、社債権者には不利となりうる経営の方向性へ向かう可能性も、一部に含まれている点には注意。
公開日:
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