【上田塾】デフォルトが起きるとどうなる(2024年10月25日)
動画の説明(再生時間:16:47)
本動画では、債券にデフォルトが生ずる仕組みと、その場合に残った価値を回収するための仕組みについて解説いたします。債券は基本的には株式などに比べ安全性が相対的に高い商品ですが、それでもデフォルトが生じて大きく価値を失う可能性は存在します。このため債券投資にあたっては、仮にデフォルトが生じた際にどのような状況が生じるのかを、事前に理解しておくことは重要です。
企業の債券は、もともと銀行借入金などに比べて、デフォルトした場合の残余の価値の回収可能性において不利な立場となることが多いです。ただ、アメリカ企業と日本企業の社債を比べると、商習慣や破産法の差などからアメリカ社債の方が相対的にはデフォルト時の回収率が高くなりやすい、という特性もあります。
また、社債とエマージング国債などのソブリン債を比較した場合、法的整理を介在してくれる裁判所の関与がある社債では回収手続きが早期に進みやすいのに対し、裁判所の関与が難しく発行体である国が一方的に提示するエクスチェンジ・オファー等に頼らざるを得ないソブリン債の場合には回収に10年以上がかかることもあります。
企業の債券は、もともと銀行借入金などに比べて、デフォルトした場合の残余の価値の回収可能性において不利な立場となることが多いです。ただ、アメリカ企業と日本企業の社債を比べると、商習慣や破産法の差などからアメリカ社債の方が相対的にはデフォルト時の回収率が高くなりやすい、という特性もあります。
また、社債とエマージング国債などのソブリン債を比較した場合、法的整理を介在してくれる裁判所の関与がある社債では回収手続きが早期に進みやすいのに対し、裁判所の関与が難しく発行体である国が一方的に提示するエクスチェンジ・オファー等に頼らざるを得ないソブリン債の場合には回収に10年以上がかかることもあります。
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