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【発行体概要】ゴールドマン・サックスの概要と投資評価ポイント(2024年11月1日)

本動画では、AT1債(Additional Tier1債券)について言及しています。AT1債は、あらかじめ定められた自己資本基準に抵触する場合や、規制当局が裁量により金融機関を「破綻」とみなした場合等には、元本の一部または全部が削減される、あるいは強制的に株式に転換されるリスク等があるなど、一般的な債券と比較してリスクが高く複雑な金融商品となります。従いまして、相応の投資に関する知識・経験、金融資産及びリスク許容度をお持ちで、高いリスクを取ってでもより高い利回りを追求される投資目的をお持ちのお客様に適合する金融商品となります。その点を予めご了承の上、動画をご覧いただきますよう、宜しくお願いいたします。

動画の説明(再生時間:14:42)

本動画では、ゴールドマン・サックスの概要とクレジット投資評価について解説する。
-ゴールドマン・サックスは、米国に拠点を持つ投資銀行で、支店網や個人向け預金口座を持つ商業銀行とは異なり、投資銀行業務やトレーディング業務、その他法人向け業務に特化した事業モデルが特徴的。
- 近年では、リテール/ウェルス業務にも参入したものの、事業の撤退や売却が相次ぐ等、個人向け業務では成功しているとは言い難い状況。
- 金融安定理事会(FSB)が定めるグローバルなシステム上重要な金融機関(G-SIBs)にもカテゴリー1として指定されている。
- 純収益の事業別構成比は、グローバルバンキング&マーケッツが約6割を占め、アセットウェルスマネジメントは3割、プラットフォームソリューションズは5%と相対的に小規模。
税引前利益の事業別構成比では、グローバルバンキング&マーケッツが約9割を占め、アセットウェルスマネジメントが1割。プラットフォームソリューションズは継続して赤字。
- FY2024 Q3におけるゴールドマンサックスのCET1比率(%/標準的手法)は14.5%となり、前年同期比で-0.3%下落。
CET1比率は、他の米銀と比較すると相対的に高い水準にあり、規制資本証券のベイルインまでの絶対的なバッファがより大きい。
ただし、一見してベイルインへの耐性が強そうに見えるが、実際には事業リスクが他銀行よりはるかに大きく、こうした違いを勘案する必要性がある。
- 2024年のゴールドマンサックスのストレステストの結果では、ストレス顕在化後のCET1資本は最悪時に8.5%まで低下する可能性があるとFRBから指摘されている。
- 同社の発行体格付けは、S&PがBBB+に据え置く一方、Moody’sとフィッチはA格中位とするなど、格付機関でも評価が分かれている。よって、シニア債(TLAC債)や、期限付劣後債(Tier2)等の投資においてはMoody’sやフィッチの格付けに準じた評価は妥当。一方、AT1証券については、S&Pのより厳しい信用力評価を参考にするべき。
- GSのシニア債(TLAC債)については、他の米商業銀行対比で相対的にスプレッドがのっており、より効率的な投資対象の一つとして、検討に値する。
公開日:
#日本#クレジット投資評価#ハイイールド債#投資適格債#銀行
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発行通貨
USD
ゴールドマン・サックス・グループ 米ドル建劣後社債 5.15% 2045年5月22日満期
シミュレーション外国証券情報
固定利率年 5.150% 購入単価94.089利回り5.646%
償還日2045年5月22日年限約20年1ヶ月申込単位10,000USD以上
2025/4/30時点

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