【発行体概要】みずほFGの概要と投資評価ポイント (2024年8月15日)
本動画では、AT1債(Additional Tier1債券)について言及しています。AT1債は、あらかじめ定められた自己資本基準に抵触する場合や、規制当局が裁量により金融機関を「破綻」とみなした場合等には、元本の一部または全部が削減される、あるいは強制的に株式に転換されるリスク等があるなど、一般的な債券と比較してリスクが高く複雑な金融商品となります。従いまして、相応の投資に関する知識・経験、金融資産及びリスク許容度をお持ちで、高いリスクを取ってでもより高い利回りを追求される投資目的をお持ちのお客様に適合する金融商品となります。その点を予めご了承の上、動画をご覧いただきますよう、宜しくお願いいたします。
動画の説明(再生時間:6:00)
みずほフィナンシャルグループが発行する債券への投資を検討するにあたり、発行企業の概要から投資評価ポイントまでを簡潔に解説します。
- 日本の3メガ銀グループ内では事業・収益の規模は最も小さいものの伝統的にホールセール事業に強みを持つ。
- みずほFGは直近四半期(FY2023 Q4)では、前年同期比収益フローが拡大、利益マージンは一時的な費用増により大幅に悪化した。
- みずほFGのRWAあたりの収益性は、3メガ銀の中で最も低い水準ではあるものの、資産の入れ替えで改善傾向にある。
- バーゼルV規制最終化基準の適用で、みずほFGのCET1比率は-2.1ポイントの悪化が見込まれている。
みずほFGの事業概要
-みずほFGはリテール・事業法人カンパニー、コーポレート&インベストメントバンキングカンパニー、グローバルコーポレート&インベストメントバンキングカンパニー、グローバルマーケッツカンパニー、アセットマネジメントカンパニーの5セグメントで事業を展開。- 日本の3メガ銀グループ内では事業・収益の規模は最も小さいものの伝統的にホールセール事業に強みを持つ。
みずほFGの事業セグメント別の経営状況
- GCIBCの減収・減益、AMCの減益を除き、すべての事業セグメントにおいて、増収・増益。みずほFGの収益力評価 − 評価軸 #1 −
- みずほFGの収益フローは拡大に伴い、費用を圧縮し利益マージンも改善傾向。- みずほFGは直近四半期(FY2023 Q4)では、前年同期比収益フローが拡大、利益マージンは一時的な費用増により大幅に悪化した。
みずほFGの環境変化への耐性 − 評価軸 #2 −
-みずほFGは伝統的銀行業の競争力が同業他社に比べ相対的に弱い中、通期の営業費用・与信関係費用はともに大幅に増加。銀行業のリスク耐性は3メガ銀の中で最も脆弱。非金利収益の大幅な伸長はあるものの、市場環境の変化に対する耐性は3グループで相対的に弱い。みずほFGの資金流動性とRWA当たり収益性 − 評価軸 #3 −
- みずほFGは低収益性事業への資本配賦を削減し、高収益性事業に再配賦する経営資源の入れ替えのイニシアチブで他社に先行。- みずほFGのRWAあたりの収益性は、3メガ銀の中で最も低い水準ではあるものの、資産の入れ替えで改善傾向にある。
みずほFGの規制資本から見た健全性 − 評価軸 #4 −
- FY2023 Q4末のCET1比率は12.7%(前期比+0.8ポイント改善)。最低所要CET1比率までのバッファは4.7%(前期比+0.8ポイント改善)。国内3メガでは最も低い水準。- バーゼルV規制最終化基準の適用で、みずほFGのCET1比率は-2.1ポイントの悪化が見込まれている。
みずほFGの資本性証券の投資評価
-みずほFGの円建てAT1債券、米ドル建てTLAC債券への投資評価については、リンク先のレポートをご参照ください(JTG証券ではない、外部サイトになります)。公開日:
#日本#クレジット投資評価#CoCo債#投資適格債#個別発行体#銀行#債券投資
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動画に関連する債券
発行通貨 | ![]() USD | みずほフィナンシャルグループ 米ドル建 利付債 | シミュレーション外国証券情報 |
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利率 | 年5.748% | 購入単価 | 108.137 | 利回り | 年 4.544% |
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初回コール日 | 2033年7月5日 | 年限 | 約9年2ヶ月 | 申込単位 | 200,000USD以上 |
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2025/4/30時点
※初回コール日までの固定利率、初回コール日以降は変動利率