本ページでは、外国税額控除の受け方(申告書等の作成方法)について、国税庁の確定申告書等作成コーナーを利用する例をご説明します。
なお、以下でご説明させて頂いている作成方法は、【ケースA】の所得や配偶者等の有無、保険料等の控除の有無などの条件を前提とした例示となっております。
実際の作成に当たっては、お客様の状況に合わせて作成をしていただきますようお願いします。
【ケースA】
給与700万円 (給与所得を源泉徴収されている会社員を想定)
ブラジルレアル建ブラジル国債 10.25% 2028年1月10日満期 額面25万レアル保有
特定口座(源泉徴収あり) 源泉徴収口座の申告分離課税を選択
配偶者・扶養親族・障害者等 無し
保険料・住宅借入金等の控除 無し
【ご用意いただくもの】
・給与所得の源泉徴収票
・特定口座年間取引報告書
・外国証券 利金・分配金・償還金・配当金等のお知らせ(ブラジル国債の利子に関するもの)
※下記画面イメージは2016年(平成28年)分となっておりますので実際の画面とは一部異なる場合がございます。
1. 以下のリンクから、国税庁の「確定申告特集」にアクセスします。
2.「確定申告書等作成コーナーへ」をクリックします。
3.「申告書・決算書 収支内訳書等 作成開始」をクリックします。
4.「書面提出 印刷して郵送等で提出」をクリックします。
5. ご利用環境の確認項目すべてにチェックを入れ、「事前準備終了 次へ」をクリックします。
6.「所得税コーナーへ」をクリックします。
7.「左記以外の所得のある方(全ての所得対応)」の作成開始をクリックします。
8. 申告書等の提出方法の選択、および生年月日等の入力を行い、「次へ」をクリックします。
9. 画面左側の「給与 ※収入金額等の(カ)」をクリックします。
10. @支払金額、A源泉徴収税額を入力し、「次へ」をクリックします。
11.「源泉徴収票のGからM欄の全てに記載がない。」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。
12.「源泉徴収票のN及びO欄のいずれも記載がない。」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。
13. 「次へ」をクリックします。
14. 給与所得の入力内容を確認し、「次へ」をクリックします。
15. 続いて、画面右側の「外国税額控除 ※税金の計算の(43)」をクリックします。
16.「1 本年中に納付する外国所得税額」の各項目へ入力します。
※「相手国での課税標準」の金額は、「外国証券 利金・分配金・償還金・配当金等のお知らせ」や「特定口座年間取引報告書」をご確認ください。
※「左に係る外国所得税額」の金額は、「相手国での課税標準」の金額 x 0.2(「円」は小数点以下切り捨て)で算出した数値を入力します。
さらに詳しい手順は、こちらのPDFでご確認いただけます。
17.「2 国外所得の計算」で国外所得の総額を入力します。
※国外所得の総額は「特定口座年間取引報告書」をご確認ください。
18.「2 復興特別所得税額からの控除の有無」は、「はい」を選択します。 以上が終わりましたら、「次へ」をクリックします。
19. 画面下の「分離課税の所得」の「上場株式等に係る配当所得等」をクリックします。
20.「1 2016年(平成28年)年中に株式・投資信託・公社債の売却等をしましたか。」は“いいえ”を選択します。
21. 1の「(1)特定口座で、配当等・利子等の受領をしましたか。」で“はい”を選択し、「特定口座年間取引報告書の内容」を入力
22.「特定口座年間取引報告書の内容」を入力し、「次へ」をクリックします。
23. 1の(2)以降は、“いいえ”を選択し、「次へ」をクリックします。
24. 画面下の「次へ」をクリックします。
25.「次へ」をクリックします。
26. 氏名等を入力し、「次へ」をクリックします。
27. 住所等を入力し、「次へ」をクリックします。
28. 還付金の受取方法等を入力し、「次へ」をクリックします。
29. マイナンバーを入力し、「次へ」をクリックします。
30. 画面下の「印刷の手順」に従って申告書等を印刷し、「次へ」をクリックします。
31. 作成後の確認事項を確認し、「次へ」をクリックします。
32. 確定申告書等の作成は以上で終了です。
※「終了」ボタンをクリックすると、入力したデータをクリアし、確定申告書等作成コーナートップ画面に戻ります。