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通貨 | 発行体 銘柄名 | 購入単価 | 満期日 | 残存期間 | 参考利回り/年(税引前・複利) |
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![]() USD | アメリカ合衆国 米ドル建 ストリップス債 | 46.20 | 2041年2月15日 | 17年2ヶ月 | 4.53% 2023/11/29 9:00時点 |
![]() USD | アメリカ合衆国 米ドル建 ストリップス債 | 29.30 | 2053年5月15日 | 29年6ヶ月 | 4.21% 2023/11/29 9:00時点 |
米ドル建債券の投資魅力が高まっています。
2022年3月からFRBによる大幅な利上げが継続された結果、2023年11月1日現在、米国の長期金利のベンチマークとなっている米国10年国債利回りは4.7%台と、約16年ぶりの高水準となっています[図1]。
今後の米金融政策の先行きを占う上で注目された9月19日〜20日のFOMCにおいて、政策金利を据え置くことが決定されましたが、同時に公表された3ヶ月に1度の頻度で更新する政策金利見通しについては、年内あと2回の会合のいずれかで0.25%の利上げが行われることを示唆する内容となりました。 また、来年末(2024年12月)の金利水準は5.00 〜5.25%と、前回の6月時点と比べて0.5%引き上げられたことで、利下げのペースがより緩やかになる見通しが示されました。
来年の早期利下げ観測は後退し、高金利政策はもうしばらく続く可能性が高くなってきましたが、11月1日のFOMC終了後に行われたパウエルFRB議長の記者会見で、直近の長期金利上昇の影響に触れつつも、政策判断はデータ次第で会合ごとに決めるという従来の見解に変更がなかったことから、引き続き、インフレ率と雇用者数の動向には注目が集まりそうです。
現状、市場参加者とFRBとの間には政策金利見通しについて隔たりがありますが、利上げ局面は終わりが近づいており、2024年以降は利下げが開始されるとの見方では一致しています[図2]。市場が期待する早期の利下げが実現するかどうかは、今後の米国の景気動向次第となりますが、いずれにしても、今から米国が金融政策を転換するシナリオを想定しておく必要がありそうです。
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出所: | FRB、FRED(セントルイス連邦準備銀行)米労働省労働統計局のデータよりJTG証券作成 |
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出所: | FRB、CME GroupのデータよりJTG証券作成 |
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(注) | FOMCメンバーの政策金利見通しは中央値 |
市場予想はCMEのFedWatchツールで算出した平均値(9/20終値時点) | |
政策金利レンジの直近値は5.25%〜5.50%(中央値は 5.375%) |
債券価格と金利は逆相関する関係にあります。一般的に金利が下がると債券価格が上昇し、金利が上がると債券価格が下落します。
例えば、市場金利が低下すると、高いクーポンを持つ既発行の債券は魅力的な投資対象となるため、需要が増加し、価値が上がります。
反対に、市場金利が上昇すると、新たに発行される債券と比べてクーポンの低い債券の価値は下がり、価格は下落することになります。
ただし、上記は一般的な内容を説明したものであり、債券価格は、実際には債券の需給動向や残存期間、景気動向、為替相場、発行体の信用状況等によって上記の通りにはならない場合があることに注意が必要です。
以上を踏まえて、次にゼロクーポン債における年利回りと残存期間との関係を確認しながら、金利が下がることによる債券価格の変動について説明します。
下記の表は利金がないゼロクーポン債の債券価格(理論値(注))を示しています。
ここでは金利低下局面(例:現在 4%⇒1年後 3%)における債券価格の変化について考えてみます。
右下の例 Aは、残存年数5年、利回り4%の債券を購入し、1年後に金利が低下していたケースです。
理論上の債券価格は約8.1%上昇することになります。
この変化率は、残存年数が長い債券ほど大きくなる傾向があります。
右下の例 Bは、残存年数20年、利回り4%の債券を購入し、1年後に金利が低下していたケースです。
この場合の理論上の債券価格は約24.9%上昇することになります。つまり、金利低下局面では残存年数の長い債券を購入する方が、価格上昇の恩恵を受け易いことが分かります。
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(注) 上記の表は利回り・残存年数と債券価格との関係を分かりやすく説明するために作成したものであり、あくまでも理論上の数値です。従って、実際の債券価格がこの通りに変動することを保証するものではなく、また変動を示唆するものでもありません。実際の債券価格はこれ以外の様々な要因の影響を受けて変動します。また、各シミュレーションでは税金、手数料、その他取引にかかる費用等を一切考慮しておりません。債券価格は一般的に、理論価格等の基準価格に対しコスト等の売買スプレッドを増加減して買付価格と売却価格が決定されますので、買付価格と売却価格は異なる価格となります。
出所:各国中央銀行
※2023/11/29 8時50分時点
当社では、今後、米金融政策が現在の利上げ局面から、遠くない将来に利下げ局面へ転換するシナリオを見込んでおり、中長期的な視点に立てば、残存期間が長い米ドル建債券の投資妙味が増していると考えています。
また、その中でも、米国政府(米国財務省)が発行する米国国債は、大手格付機関から高い信用格付が付与されるなど、非常に高い信用力を有しているだけでなく、市場規模も大きく流動性が高い点も魅力的であると考えています。
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通貨 | 発行体 銘柄名 | 購入単価 | 満期日 | 残存期間 | 参考利回り/年(税引前・複利) |
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![]() USD | アメリカ合衆国 米ドル建 ストリップス債 | 46.20 | 2041年2月15日 | 17年2ヶ月 | 4.53% 2023/11/29 9:00時点 |
![]() USD | アメリカ合衆国 米ドル建 ストリップス債 | 29.30 | 2053年5月15日 | 29年6ヶ月 | 4.21% 2023/11/29 9:00時点 |
(2023年11月)
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