【発行体概要】ソシエテ・ジェネラルの概要と投資評価ポイント (2024年10月10日)
本動画では、AT1債(Additional Tier1債券)について言及しています。AT1債は、あらかじめ定められた自己資本基準に抵触する場合や、規制当局が裁量により金融機関を「破綻」とみなした場合等には、元本の一部または全部が削減される、あるいは強制的に株式に転換されるリスク等があるなど、一般的な債券と比較してリスクが高く複雑な金融商品となります。従いまして、相応の投資に関する知識・経験、金融資産及びリスク許容度をお持ちで、高いリスクを取ってでもより高い利回りを追求される投資目的をお持ちのお客様に適合する金融商品となります。その点を予めご了承の上、動画をご覧いただきますよう、宜しくお願いいたします。
動画の説明(再生時間:19:48)
ソシエテ・ジェネラルへの債券投資を検討するにあたって、企業の概要から投資評価ポイントについて簡潔に解説する。
- また、同社はG-SIBs(グローバルなシステム上重要な金融機関)にも指定。
- 足元では、国内外のリテール銀行は、いずれも減益トレンドを継続。投資銀行は増益のタイミングもあったがもともと不安定で持続性はない。
- 銀行事業に関しても、リテール向け融資に傾斜していることから、金利や失業率といったマクロ経済への影響度が高く、リスク分散の観点で、他の欧州主要行よりも安定性で劣る。
- ただし、マクロストレステストではより大きな資本毀損が生じやすく、ストレス状況下では同行が発行する劣後債の時価に大規模な下方修正が生じる可能性も。
ただし流動性面で投資機会が得られない場合には、無担保優先シニア債(TLAC債)にも投資の効用が存在。
[概要]
- ソシエテ・ジェネラルは、フランスでBNPパリバ、クレディアグリコルに次ぐ規模で、全世界に11万人以上の従業員を持ち、顧客数は2,500万人に上る巨大金融機関。- また、同社はG-SIBs(グローバルなシステム上重要な金融機関)にも指定。
[同行の事業構造]
- 同社の事業構成は大きく3つに区分(国内リテール銀行等/国際銀行・投資銀行等/海外リテール銀行等)。- 足元では、国内外のリテール銀行は、いずれも減益トレンドを継続。投資銀行は増益のタイミングもあったがもともと不安定で持続性はない。
- 銀行事業に関しても、リテール向け融資に傾斜していることから、金利や失業率といったマクロ経済への影響度が高く、リスク分散の観点で、他の欧州主要行よりも安定性で劣る。
[同社の収益力評価]
- ソシエテ・ジェネラルの収益規模は大きな変動はない一方で、減益傾向が継続しており、収益性は悪化していると評価。[同社の環境変化耐性]
- ソシエテジェネラルは費用水準が上昇傾向にあり、他行と比較し市場環境の変化に脆弱であると評価。[同社の健全性評価]
- ソシエテ・ジェネラルは現時点の健全性指標に重大な問題点は見受けられず、現状ではG-SIBs内でも中程度の健全性であると評価。- ただし、マクロストレステストではより大きな資本毀損が生じやすく、ストレス状況下では同行が発行する劣後債の時価に大規模な下方修正が生じる可能性も。
[同社のクレジット投資評価]
- 同行に対する投資で個人投資家などに最も効用が高いのは、シニア債とデフォルトのトリガー条件(実質破綻認定)が一致する、Tier2債(期限付劣後債)。ただし流動性面で投資機会が得られない場合には、無担保優先シニア債(TLAC債)にも投資の効用が存在。
公開日:
#欧州#クレジット投資評価#ハイイールド債#投資適格債#銀行#債券投資
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発行通貨 | ![]() USD | ソシエテ・ジェネラル 米ドル建 利付債 | シミュレーション外国証券情報 |
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利率 | 年4.677% | 購入単価 | 104.264 | 利回り | 年 2.595% |
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償還日 | 2027年6月15日 | 年限 | 約2年1ヶ月 | 申込単位 | 200,000USD以上 |
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2025/4/30時点